こんにちは。
皆さんはどのようなポートフォリオ戦略を組まれていますか?
投資初心者の方は、どのような商品を組み合わせればよいのかわからなかったりしますよね。
そこで少しでも参考になればと、私の2020年4月時点のポートフォリオと、今後購入を検討している商品を公開させていただきます。
これから投資を始める方に参考にしていただけますと幸いです。
資産運用ポートフォリオを公開 | 2020年4月時点
私のポートフォリオの組み方は一般的に推奨されているような資産クラスの分散はしておらず、株式一本です(笑)
それも米国株式に軸をおいたシンプルなポートフォリオです。
本来はこれからご紹介する中で1〜2本もっていれば株式における分散は十分と言えますが、試験的な意味も含めて複数に分けて保有していますので、予めご了承ください。
eMAXIS Slim米国株式( S&P500)
言わずとしれたインデックス投資の代表格ですね。
米国株は短期的な下落はあれど、長期的には極めて資産を増やせる確率の高い投資対象と言えます。
米国の人口は今後も成長することが予測されており、経済規模も拡大していくことが期待されています。
確実に経済が成長するかどうかなんてことは誰にもわかりませんが、少子高齢化が進む日本のような国と比較すると、その確率の高さは極めて高確率と言えます。
自分は米国の長期的な経済成長に対して楽観的な見方をしているため、ポートフォリオの中核にS&P500を据えています。
関連記事 → 投資信託を始めるならインデックスファンドをお勧めする3つの理由
eMAXIS Slim全世界株式(オールカントリー)
本来はS&P500か、こちらの全世界株式のどちらかで十分だと思っています。
なぜならば、オールカントリーにも米国株式が50%以上含まれており、パフォーマンスも大差がないためです。
若干S&P500のほうがパフォーマンスが良いですが、正直どちらでもよいかなと個人的には考えています。
ただ、新興国の20年後がどうなっているかに少し興味があったため、こちらも保有しています。
将来的に米国の経済力が衰え、新興国の経済力が相対的に大きく高まった場合、全世界株式のほうがパフォーマンスが良くなる可能性もあります。
なので、実験的な意味も含めて、S&P500と全世界株式の投資信託を半々で毎月積み立てを行っています。
VYM | バンガード・米国高配当ETF
続いてここからは米国の高配当株式ETFになります。
前述のインデックス投資はキャピタルゲイン(値上がり益)を期待した投資であるのに対して、高配当株投資はインカムゲイン(配当益)を期待した投資になります。
そこでこの高配当株ETFの代表格がVYMです。
パフォーマンスはインデックス投資には敵いませんが、それでもインカムゲインとキャピタルゲインの両方を得る事が期待できる数少ない商品といえます。
配当を得たとしても、元本が大きく割れてしまい、トータルマイナス担ってしまっては本末転倒ですからね。
信託報酬もとても安く、配当狙いの長期投資の中核を担う商品だと思います。
HDV | iシェーアズ・コア高配当株ETF
こちらも有名な高配当株ETFですね。
正直、VYMとセクターが結構被っているということもあり、VYMかHDVはどちらか一方だけで良いかなと思っています。
ではなぜ両方持っているのか?というと、これも実験的保有です。笑
傾向として、HDVはややアクティブファンドに近い印象で、VYMと比較して配当利回りが高く、ディフェンシブ銘柄を多く組み入れていることから下落相場耐性もあるのではということが言われています。
どちらも大変人気のあるETFですので、通常はお好みのものを1つ選んで頂くので十分かと思います。
私としては、どちらか一方のみしか保有できないとなれば、おそらくVYMを選択するかと思います。
リーマンショックを乗り越えてきた実績もありますし、長期的な増配実績もあるため、安心感があるためです。
HDVについての詳しく解説した記事はこちら
→ 米国高配当ETF「HDV」7つのメリットと3つのデメリット
SPYD | SPDR Portfolio S&P500 High Dividend ETF
こちらは上記2つとは少しだけ毛色の違う高配当株ETFです。
S&P500構成銘柄のうち、高配当銘柄上位80社に均等投資するETFです。
最大の特徴は、不動産セクターが20%近く含まれていることです。
VYMやHDVには不動産セクターは含まれておりません。
なので、分散効果を狙う意味でも、VYMやHDVと組み合わせるとよいのではと考えています。
配当利回りのみで選定している為、配当利回りはVYMやHDVを大きく凌ぎます。
しかし、まだ歴史が浅く、長期的なパフォーマンスは未知ではあります。
2020年2月のコロナショックではVYMやHDVと比較しても大きく値を下げましたし、回復も遅い傾向が見て取れます。
なので、高い配当利回りに魅せられてSPYD1本に集中投資というのはあまりに危険なため、おすすめしません。
因みに私はVYM,HDV,SPYDを1:1:1で保有しています。
私の場合、高配当ETFは積立ではなく、相場全体が落ち込み利回りが高くなったタイミングを狙ってスポットで買付、又は数回に分割して買付を行っています。
SPYDについて詳しくご紹介した記事はこちら
→ 高配当ETF「SPYD」8つのメリットと3つのデメリットを紹介
国内個別株式 高配当ポートフォリオ
少し細かくなってしまうので詳細は割愛させていただきますが、国内の高配当株も保有しています。
なるべく好財務、好業績の企業を、相場全体の下落により連れ安となったタイミングを狙ってスポット買付を行っています。
合計30社程をSBIネオモバイル証券で管理しています。
ETFではなく個別買付にしている理由は、国内高配当ETFは景気敏感株が多く含まれており、いわゆる罠銘柄なども少なくないため、自分でポートフォリオを組むようにしています。
今後購入を検討中の商品
SPXL | DIREXION SHS ET/DAILY S&P500 BULL3✕
S&P500のレバレッジ3倍ETFです。
こちらは本来長期投資すべき商品ではありません。
なぜならば、1日の中でS&P500の3倍のパフォーマンスになることを目指した商品であるため、長期的にはきっちり3倍にならず、むしろパフォーマンスが追いつかなくなるためです。
特性上、レンジ相場に弱いといった特徴もあります。
ですが、長期パフォーマンスを見るとその魅力にあらがえません。笑
試験的に少額だけ買っても良いかなと思っている商品です。
TECL | DIREXION SHS ET/DIREXION DAILY TECY BULL3✕
こちらはハイテク企業を投資対象として3倍のパフォーマンスを目指す商品です。S&P500よりもQQQのパフォーマンスが高いことからも想像できるように、この商品はSPXLと比較しても驚異的なパフォーマンスを叩き出しています。
但し、これらのようなレバレッジETFはコロナショックを機に見直す事が検討されはじめています。
S&P500などとは異なり、投機的な毛色が強いことが原因だと思われます。
まとめ
いかがでしたでしょうか?
まあ正直ありふれたポートフォリオだったかなと思います。笑
私の資産運用方針の全体像を整理すると、現状では以下のような戦略をとっています。
■キャピタルゲイン狙い
- S&P500を中心としたインデックス長期積立(ポートフォリオの中核)
- 国内/米国株式によるスイングトレード
■インカムゲイン狙い
- 米国高配当ETFをスポット買いで長期保有
- 国内高配当個別株をスポット買いで長期保有
■投機寄り運用
- 資金を分けてFXデイトレード
- 暗号通貨の長期保有
投資と投機は紙一重であり、皆様にはぜひとも「堅実な投資」を中心に据えた戦略を組んで頂きたいと考えております。
特にFXデイトレードは爆発力がある分、スキルが必要なため習得に時間がかかります。
少額でじっくりと経験を積むことをおすすめします。
コツコツと時間をかけながら資産を増やす、というのが投資の基本ですね。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
それでは!