FXで儲からない人の特徴 | 勝てるトレード習慣を構築する方法

  • 2020年5月9日
  • 2020年5月10日
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この記事で解決できる悩み
・ FXって本当に勝てるのか疑問。

・ FXで月平均プラスになった試しがほとんどない。

・ FXで儲かる為には何が大切なのか知りたい。

というような悩みを解決出来る記事になっています。

とある統計ではFXは負ける人が9割とも言われています。

仮に事実だったとした場合、その9割にはある程度共通点やパターンがあると考えられます。

そのパターンを知ることによって、残りの1割に入れる可能性は飛躍的に高まります。

正しい考え方を知る → 意識する → 実践する → 習慣化

これができれば、勝ちトレーダーの仲間入りも近いと思いますよ。

FXで儲からない人の特徴

メソッド編

エントリーの根拠が乏しい

これは当然ですね。

上がるか下がるか根拠がない中で「なんとなく」でエントリーを繰り返していては、もはやギャンブルです。

数回勝てたとしても、長期的に勝ちを積み重ねられないのは言うまでもありません。

「でも勝率50%だから負けないのでは?」という意見も聞こえてきそうですが、これは多くの場合で違います。

それはプロスペクト理論という行動経済学に基づく人間の行動心理が関係しており、ランダムな1/2トレードでは負けに傾くようなトレードをしてしまう可能性が高くなると言われています。

少なくとも勝てないトレードであることは疑いようがないですよね。

損切りポイントが明確でない

皆さんはポジションを持った時、明確な損切りラインを決めていますか?

そしてそれは何かしらの根拠に基づいたものですか?

ここがあやふやになってしまっていると、ずるずる損切りが出来なかったり、無限ナンピンに陥り、想定外の損失計上に結びついてしまいます。

損切りができない = 損切りラインが決まっていない

言い換えれば、損切りラインが不明確な場合には原則エントリーを見送ったほうが懸命だと思います。

損切りラインが不明確ということは、リスクリワードも想定できずにエントリーをしているということと同義です。

エントリー後に損切りラインをどこにしようか考えている方は、考え方の順序を入れ替えることをお勧めします。

損小利大になっていない

これは一部の超短期スキャルピングをしている人には当てはまらないかもしれませんが、それ以外のスタイルでは非常に重要です。

損小利大は、リスクリワードの高いトレードと言い換える事ができます。

リスクリワード = 勝ったときの利益 / 負けたときの損失

勝っても負けても10PIPsというトレードであれば、リスクリワードは1となります。

損小利大のトレードとは、このリスクリワードを高めることを意味します。

リスクリワードが高くなると、勝率がある程度低くても収支をプラスにすることができます。

例えばリスクリワード2のトレードを繰り返していれば、勝率33%以上確保できれば収支はプラスになります。

このようなトレードを継続することで、収支をプラスで出来る可能性が高くなっていきます。

未来予想をしている

皆さんはファンダメンタルをトレードの参考にしていますか?

ある程度、その時々の大きな世界情勢等を加味しておくことは大切かもしれません。

しかし、未来に起きうることを予想してトレードすることは、少なくともデイトレードのような短期売買では参考にはなりにくいと思っていただいたほうが良いと思います。

たまにトランプ大統領のツイッターなどで相場が大きく動くようなこともありますが、これは予想のしようがないことです。

逆にそのたまに起きることを想定し続けてトレードをするとなると、それこそギャンブルのようなものですよね。

デイトレードにおいて、基本的に未来予想は不要だと思っています。

テクニカル分析を元に上昇または下降の可能性が高まるサインが出た時に、エントリーをするのが原則です。

つまり「未来を予想する」のではなく「事実についてく」ことが重要なのです。

マイルールがない

ここまでお話したメソッドは、大枠として「ルール化」することをお勧めします。

どこまで厳格にルール化するかはその人次第ですが、ある程度自分のトレードにルールがあると良いと思います。

なぜなら、ルールがないと負けパターンや勝ちパターンが見えづらくなるためです。

あるルールに基づいてトレードをし、成功の再現性が見られたらそれを継続する。

失敗の再現性が高ければルールを見直す。

このPDCAが大切になってくると思います。

特に初心者の方は「守破離」の「守」を大切にするよ良いと思います。

自分なりに勝ちやすい「型」を身に着けたら、徐々に臨機応変に相場に向き合えるようになっていくと思います。

マインド編

微益で利益確定してしまう

ちょっとした「戻し」でついつい利確してしまうようなパターンですね。

人間は損はしていなくとも、「利益が減る」ことに強い心理的痛みを伴います。

これを回避したいと反応してしまうように出来ています。

これにあらがわなければ、微益確定の沼からは抜け出せません。

ではどうやって自身の心理的な反応をコントロールするのか?

それは「感情」でトレードをするのではなく「自身のルール」に基づいたトレードをすることです。

このマインド編全てに共通する敵は、人間の「欲と恐怖」です。

これを制圧する一番の解決策は、マイルールを持ち、それを淡々と実行することに慣れることでしょう。

含み損に耐えられない

損切りラインを設定しているのに、そこまで待てずに、根拠が乏しい状態で損切りをついしてしまう。

これでは損切り貧乏一直線です。

これは欲と恐怖両方が原因と考えられます。

含み損に耐えられないようなロットでエントリーしてしまっているのであれば、それは大きな利益を狙いたいといった「欲」に起因します。

また、直ぐに損切りしてしまうのは、含み損が拡大する「恐怖」に耐えられないからです。

共に一番の解決策は、適切な資金管理をすることにあるでしょう。

実は、資金管理が適切であれば、マインドの問題の大半は解決できます。

例えばデモトレードでは金銭的な欲や恐怖とは無縁ですよね?

デモトレードでは勝てるけど、実践では勝てない原因はここにあります。

なので、まずは心を乱されずに監視できるような少額からトレードを始め、慣れてきたら徐々にロットをあげていくのが良いと思います。

そうするだけでも、トレード手法は同様であっても勝率は高まるはずです。

資金管理編

レバレッジのコントロールが出来ていない。

これは以下のようなケースで起こりやすいと思います。

・ 一攫千金を狙っている。

・ ハイレバで大きな利益を上た経験があり、その快感が癖になっている。

・ ハイレバで大きく資金を減らし、短期間で取り返したいと考えている。

気持ちはよく理解できます。

おそらく、ご自身でもハイレバで負けたら大変だ、と思いながらも「欲」に打ち勝てづにいるのではないでしょうか。

しかしながら、このようなご自信のキャパシティを大きく超えたトレードで勝てることはほとんどありません。

むしろ負ける可能性を飛躍的に高めることになるでしょう。

その根拠は「マインド編」を読んでくださった方には、もはや説明不要ですよね?

この「欲」から自分をコントロールするためのコツは「時間軸を長期で考える」ことです。

詳しくは次項でご説明します。

短期での勝ち負けに拘ってしまっている。

短期でFXをやって、勝っても負けても短期決戦で退場する、というような目的であれば、それはそれで良いかもしれません。

しかし、長期的に稼げるスキルとして醸成させていきたいのであれば、勝ち負けも長期で考えるべきです。

FX始めたてで勝てる人はそうそういません。

はじめは授業料と割り切っておくほうが良いと思います。

授業料なんですから、必要以上の大金を叩く必要性はどこにもありませんね。

そして月平均プラスが出せるようになってきたら少しづつレバレッジを上げていく。

その中で、自身の「欲と恐怖」に対する許容力を少しづつ強化していく。

これはつまり、感情が揺さぶられず、淡々とトレードが出来る資金量でトレードができているかが指標です。

これを積み重ねていけば、勝ちトレーダーに徐々に近づいていくことが出来るはずです。

FXで退場する人の多くは資金が尽きて退場しているそうですね。

つまり、資金のコントロールをしながら、相場に居続けることができれば、止まることなく経験値を貯めることができます。

メソッドもマインドも、経験の積み重ねで醸成されていくものなので、これはいわばそのための前提条件であり、最重要事項ともいえますね。

なので、短期的な勝ち負けに拘ることは、長期的にはむしろデメリットのほうが大きいと言えます。

勝てていない方は、「明日からすぐに勝てるようにはならない」ことを前提に、以下を意識してみてほしいです。

現在負けているのであれば、レバレッジをあげることは相場にお金を献上するようなもの。確率的に考えたら当然そうなります。

ハイレバは、授業料を自ら高く支払っている状態。もっと安く学べるのに損をしいる。

そう考えることで、自らを律してみてはいかがでしょうか。

儲かるトレード習慣を構築する

ここまで、儲けられない人の特徴やその対策等をまとめさせていただきました。

では、どうすれば儲けられるトレーダーに近づけるのか?

いうまでもなく、ここまでお伝えをしてきたことの逆を行けば儲かりやすいトレードに近づけると思います。

つまり、以下のような考え方を大切にしてみてください。

エントリーの根拠を明確に持つ

損切りポイントを明確に持つ

・損小利大を意識する

・未来予想をせずに根拠に基づく

・マイルールを設ける。

・耐えきれず微益で利益確定しない

・耐えきれず根拠を満たしていないのに損切りしない。

・レバレッジのコントロールを徹底する。

・短期での勝ち負けに拘らない。

 

 

まとめ

トレードは手法が全てと思われがちですが、これは要素の一つに過ぎません。

・メソッド(手法)

・マインド

・資金管理

これらが三位一体となって、トレードが構築されていきます。

手法だけに拘っていた方は、一度他の要素について考察してみてはいかがでしょうか。

この記事が皆さんのトレードの参考になりましたら幸いです。

トレードスタイル構築の助けになりそうな記事もよろしければご参照ください。

参考→ FX本おすすめ必読書5選!初心者が繰り返し読むべき本とは

参考→ 初心者必見 | 厳選FX系YOUTUBEチャンネル5選+番外編5選

最後まで読んでくださりありがとうございました。

それでは!!

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国内大手企業に勤める30代サラリーマン兼業投資家です。 株式投資、FXを中心とした資産運用が人生のメインテーマ。 起業+投資家を志し国内MBA取得も、やはり本業が好きで結局サラリーマン投資家を継続中。 資産運用のティップスについて、しっかりと勉強を継続しながら、有益な情報をシェアできればと思っております。